日本歴史地名大系 「滝浪神社」の解説 滝浪神社たきなみじんじや 石川県:能美郡辰口町長滝村滝浪神社[現在地名]辰口町長滝長滝(ながたき)集落の北東端に位置する。大国主神・菊理姫命・伊弉諾命・伊弉冊命の四柱を祀り、旧村社。「延喜式」神名帳に記載される能美郡「多伎奈弥(タキナミノ)神社」に比定される。なお同社については現小松市大野(おおの)町の滝浪神社、松任(まつとう)市長竹(ながたけ)町の多伎奈弥八幡神社にあてる説もある。「三代実録」元慶二年(八七八)七月八日条に「加賀国従五位上滝浪神」とみえ、同神の神階は正五位下に昇叙、延喜一一年(九一一)三月二八日にはさらに従四位下に叙せられている(「日本紀略」同日条)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by