滝浪神社(読み)たきなみじんじや

日本歴史地名大系 「滝浪神社」の解説

滝浪神社
たきなみじんじや

[現在地名]辰口町長滝

長滝ながたき集落の北東端に位置する。大国主神・菊理姫命・伊弉諾命・伊弉冊命の四柱を祀り、旧村社。「延喜式」神名帳に記載される能美郡多伎奈弥タキナミノ神社」に比定される。なお同社については現小松市大野おおの町の滝浪神社、松任まつとう長竹ながたけ町の多伎奈弥八幡神社にあてる説もある。「三代実録」元慶二年(八七八)七月八日条に「加賀国従五位上滝浪神」とみえ、同神の神階は正五位下に昇叙、延喜一一年(九一一)三月二八日にはさらに従四位下に叙せられている(「日本紀略」同日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android