滝見古墳群(読み)たきびこふんぐん

日本歴史地名大系 「滝見古墳群」の解説

滝見古墳群
たきびこふんぐん

[現在地名]大飯町野尻

野尻のじり集落の東、山裾に点々と古墳三二基が分布する。いずれも横穴式石室円墳とみられるが、封土が失われて天井石や側壁の一部が露出しているものも多い。昭和三四年(一九五九)第一〇号・一一号・一六号墳の発掘調査が実施された(「若狭大飯」福井県大飯町・一九六六年)。第一六号墳が前記三古墳のなかでは最も古く、豊富な玉類・須恵器・鉄製品・銅製の鈴などの副葬品があり、六世紀中頃の築造

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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