滝里安井遺跡(読み)たきさとやすいいせき

日本歴史地名大系 「滝里安井遺跡」の解説

滝里安井遺跡
たきさとやすいいせき

[現在地名]芦別市滝里町

空知川中流域の山間部、標高一三四―一四〇メートルの右岸段丘とそれに続く自然堤防上に位置する。間層を挟み縄文時代前期後半から続縄文時代初頭までの三層の包含層がある複合遺跡。滝里ダム建設に伴い水没する流域を対象に、昭和五三年(一九七八)以降実施された事前調査の結果発見された遺跡を滝里遺跡群と呼称、当遺跡はそのうちの一つ。大正末期に入植・開墾された土地で、石製垂飾・石斧石鏃などの採集資料が多数あり、早くからその存在が知られていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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