別市(読み)あしべつし

日本歴史地名大系 「別市」の解説

別市
あしべつし

面積:八六四・九〇平方キロ

昭和二八年(一九五三)四月、芦別町が市制を施行して成立。空知支庁の中央東部に位置し、空知川の中流を挟んで南北に広がる。東は上川郡美瑛びえい町・空知郡中富良野なかふらの町、南は富良野市・夕張市・三笠市、西は赤平市・歌志内市・美唄市・空知郡上砂川かみすながわ町、北は旭川市・深川市の一一市町に接し、全国の市のうち第四位の広さを誇る。市域の約八四パーセントが山岳丘陵地帯で、平地は市の南東から北西に流れる石狩川水系空知川と、北流する野花南のかなん川・芦別川、南流するパンケ幌内ほろない川などの沿岸のほか、野花南町・ほん町・常磐ときわ町に広がり、穀倉地帯を形成している。気候は比較的温暖で平均気温は一月が零下七・八度、八月は摂氏二一・七度である。JR根室本線が空知川に沿って走り、芦別・上芦別・野花南の三駅が設置されている。また国道は三八号が空知川に、四五二号が芦別川に沿って整備され、主要道道旭川―芦別線、同芦別―美瑛線など道道一〇路線が通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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