漆部司(読み)ヌリベノツカサ

世界大百科事典(旧版)内の漆部司の言及

【ウルシ(漆)】より

…586年ころ物部氏の下に漆部造兄の名が知られ,組織的に漆器が造られたと考えられる。大宝令(701)では大蔵省の下に漆部司をおき,漆部20人を擁し,出雲や遠江などの地方にも漆部が置かれた記録がある。仏教の隆盛は漆の消費を促し,賦役としてクワ300根に対しウルシ100根の植栽が義務づけられた。…

※「漆部司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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