官司(読み)カンシ

デジタル大辞泉 「官司」の意味・読み・例文・類語

かん‐し〔クワン‐〕【官司】

役人官吏
役所

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「官司」の意味・読み・例文・類語

かん‐しクヮン‥【官司】

  1. 〘 名詞 〙 役人。また、役所。
    1. [初出の実例]「斯則所在官司不其次」(出典:続日本紀‐慶雲四年(707)一二月辛卯)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐隠公五年〕

かん‐の‐つかさクヮン‥【官司】

  1. かん(官)の司

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「官司」の読み・字形・画数・意味

【官司】かん(くわん)し

官職。役人。〔左伝、僖十五年〕是の、晉う。秦伯之れに粟を(おく)る。~是(ここ)に於て、秦始めて晉の河東を征し、官司を置く。

字通「官」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の官司の言及

【所司】より

…古代,中世の官司・官人の一つ。(1)奈良・平安時代に,ある事柄を担当する官司,あるいは官人の意味で用いられた言葉。…

【太政官庁】より

…〈だじょうかんちょう〉とも読む。略して〈官庁〉ともいい,また〈官司〉ともいう。律令官制としての太政官の少納言局(その下僚に外記がいるので,外記局ともいう)と弁官局に所属する官人は,本来,朝堂院(八省院)内の暉章堂を執務の場としたが,律令体制の整備に伴う機構の拡充と官人の増加により,朝堂院外に政庁を持つに至った。…

※「官司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android