… 以上,古代・中世の文献にあらわれた〈やまとだましい〉の用例をみてきたが,こののち,中世末から近世初頭にかけて,三つ四つの語釈書に引かれたことを例外とすれば,表だって〈やまとだましい〉の語が問題に据えられたことはなかった。なお,〈やまとだましい〉と同じ意味で,〈やまとごころ〉という語もあり,〈漢意(からごころ)〉に対応するものであった。近世も半ばを過ぎ,賀茂真淵および本居宣長によって改めて〈やまとだましい〉(やまとごころ)が取り上げられるようになる。…
※「漢心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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