漫ろ事(読み)ソゾロゴト

デジタル大辞泉 「漫ろ事」の意味・読み・例文・類語

そぞろ‐ごと【漫ろ事】

とりとめもないこと。とるに足りないこと。すずろごと。
「ある御所さまの古き女房の、―言はれしついでに」〈徒然・二三八〉

すずろ‐ごと【漫ろ事】

つまらないこと。とりとめもない事柄
「頼もしげなる御中に、などかう―を思ひ言ふらむと」〈竹河

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精選版 日本国語大辞典 「漫ろ事」の意味・読み・例文・類語

すずろ‐ごと【漫事・漫言】

  1. 〘 名詞 〙 すずろなこと。つまらないこと。あてもない事柄。また、とりとめもない話。すずろものがたり。そぞろごと。
    1. [初出の実例]「たのもしげなる御中に、などかうすずろごとを思ひいふらんとあやしきにも」(出典:源氏物語(1001‐14頃)竹河)

そぞろ‐ごと【漫事・漫言】

  1. 〘 名詞 〙 そぞろなこと。つまらないこと。あてもないこと。また、とりとめのない話。すずろごと。
    1. [初出の実例]「ただこれをさまざまにあへしらい、そぞろごとにつれづれをばなぐさめつつ」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一一月)

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