漱ぎ(読み)くちそそぎ

精選版 日本国語大辞典 「漱ぎ」の意味・読み・例文・類語

くち‐そそぎ【漱・嗽】

  1. 〘 名詞 〙くちすすぎ(漱)
    1. [初出の実例]「萍のなき朝もあり口そそき」(出典:俳諧・春鴻句集(1803頃)夏)
    2. 「含漱(クチソソギ)の水、洗面(おかほ)御湯」(出典椀久物語(1899)〈幸田露伴〉六)

くち‐すすぎ【漱・嗽】

  1. 〘 名詞 〙 口を湯水、薬などで洗い清めること。また、その器。うがい。口そそぎ。
    1. [初出の実例]「髪ゆひや鶏啼ての露〈一朝〉 口すすきする手盤の月〈志計〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android