図書館情報学用語辞典 第5版 「潜在要求」の解説 潜在要求 利用者に現存する要求ではあるが,利用やリクエストの形で図書館員に伝えられない要求,あるいは,図書館員が気付かない要求.図書館を利用したことのない将来の利用者の要求を含む.消極的な要求であるため,必要とされても興味の対象となる資料が書架上に見付からない場合には,リクエストといった顕在要求にならずに「立ち消えニーズ」として潜在化し,表面化しないことが多い.資料選択にあたっては,これらの潜在要求に十分注意を払うことが必要である.潜在要求には,特定タイトル,特定主題,特定著者,特定言語,類似資料に対する要求と,アクセスのしやすさ,読みやすさ,PR活動の不足などに起因する要求がある.[参照項目] 顕示要求 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by