潤井谷地遺跡(読み)うるいやじいせき

日本歴史地名大系 「潤井谷地遺跡」の解説

潤井谷地遺跡
うるいやじいせき

[現在地名]安達町渋川

字潤井谷地にある古墳時代終末期の遺跡。宅地造成中に須恵器壺形土器と台付杯形土器が一組となって発見された。壺形土器は器高三四・九センチ、口径二〇・五センチ、胴部最大径二九・五センチ。蓋として使われたと思われる台付杯形土器は器高七センチ、口径一五・六センチ。巻上げと叩き締めの後、轆轤成形が行われ、焼成時には器体の半面にいずれも自然釉がみられるので、同時に同一窯で焼成されたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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