潮干の山(読み)シオヒノヤマ

デジタル大辞泉 「潮干の山」の意味・読み・例文・類語

しおひ‐の‐やま〔しほひ‐〕【潮干の山】

生死を海にたとえ、潮が引いて海の影響の及ばない山の意から》生死を超越した悟りの世界浄土彼岸

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精選版 日本国語大辞典 「潮干の山」の意味・読み・例文・類語

しおひ【潮干】 の 山(やま)

  1. 生死を海にたとえ、その海の潮がひきさって、潮の干満の影響がおよばない山の意から、生死を超越した悟りの世界をいう。彼岸。また、死のこと。出雲日本をさすともいう。潮干山。
    1. [初出の実例]「生死(いきしに)二つの海を厭(いと)はしみ潮干乃山(しほひノやま)を偲(しの)ひつるかも」(出典万葉集(8C後)一六・三八四九)

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