潮船(読み)しおぶね

精選版 日本国語大辞典 「潮船」の意味・読み・例文・類語

しお‐ぶねしほ‥【潮船】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しおふね」とも )
  2. ( 河をこぐ船に対して ) 潮路をこぎわたる船。海をこいで行く船。海船
    1. [初出の実例]「久慈川は幸くあり待て志富夫禰(シホブネ)真楫(まかぢ)繁貫(しじぬ)き我(わ)は帰り来む」(出典万葉集(8C後)二〇・四三六八)
  3. 潮時を待っている船。
  4. 潮をくみ入れる船。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android