潮時(読み)シオドキ

デジタル大辞泉 「潮時」の意味・読み・例文・類語

しお‐どき〔しほ‐〕【潮時】

1 潮の満ちる時、また、引く時。
2 物事を始めたり終えたりするのに、適当な時機。好機。「潮時を待つ」「ピッチャー交代の潮時」
3 時間。特に、一日のうちで出産や死亡の多く起こる時間。潮の干満の時刻に合わせて起こるからという。
[補説]2について、文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「そろそろ潮時だ」を、「ちょうどいい時期」と「ものごとの終わり」の、どちらの意味だと思うかを尋ねたところ、次のような結果が出た。
 平成24年度調査令和6年度調査
ちょうどいい時期
(本来の意味とされる)
60.0パーセント41.9パーセント
ものごとの終わり
(本来の意味ではない)
36.1パーセント46.7パーセント

[類語]時機・機会・チャンス・好機・時節・頃合い・頃おい・時とき・折おり・機・機運・潮合い・時宜・機宜・好期・適期・時分・時分時どき・商機・勝機・戦機・千載一遇・タイミング・めった・得難い・稀まれ・かけがえのない・希有けう・盲亀もうきの浮木ふぼく・一期一会いちごいちえ・見せ場・決め所・思いがけない・思いがけず・待てば甘露の日和ひよりあり・折よく・僥倖ぎょうこう・ここぞ・一世いっせ一代・最初で最後・図らずも・決定的瞬間・契機

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精選版 日本国語大辞典 「潮時」の意味・読み・例文・類語

しお‐どきしほ‥【潮時】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古く「しおとき」とも )
  2. ① 潮水が満ちる時、また、引く時。
    1. [初出の実例]「しほときいかがあらむ、いまはみなとにはのぞみぬらむかし」(出典:伊勢記(1186))
  3. ② 物事を行なったりやめたりするのに適する時。好機。
    1. [初出の実例]「むりにまでしほ時の有る男にて」(出典:雑俳・大黒柱(1713))
  4. ③ 時期。時間。特に出産や死亡の時についていう。
    1. [初出の実例]「車座にゐていらつ門出 塩時のよきとさいさいつけて来ぬ」(出典:俳諧・伊勢山田俳諧集(1650)寄合)
    2. 「今朝よりのお苦るしみに潮時(シホドキ)は午後、初産なれば」(出典:大つごもり(1894)〈樋口一葉〉下)
  5. ④ 潮が変化し、魚がよく餌(え)を食うようになった時をいう。

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