激成(読み)げきせい

精選版 日本国語大辞典 「激成」の意味・読み・例文・類語

げき‐せい【激成】

〘名〙 刺激してことを引き起こすこと。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「是より、国内売奴存廃に、党論を激成し、年を逐て旺(さか)んなり」
※海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉一二「若い者警察からかれこれ云はれることに対して、非常な反感と、従って、それを激成するやうな、立場になって行くのだった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「激成」の意味・読み・例文・類語

げき‐せい【激成】

[名](スル)刺激して事を引き起こすこと。また、いっそう激しくすること。
「非常な反感と、従ってそれを―するような立場に」〈葉山海に生くる人々

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android