濁川街道
にごりかわかいどう
小坂川沿いに北上して津軽に抜ける街道。嘉永四年(一八五一)の古実留(諏訪文書)に「明和八年卯三月大湯朱引国境御沙汰ニ付口上書左ノ通」として「濁川通」とみえる。「管内外陸海并鉄道里程概表」(秋田沿革史大成)に濁川街道とある。
毛馬内(現鹿角市)から北上し、万谷―荒川―小坂―濁川を経てさらに北上し、炭塚森東方の清水峠(現坂梨峠)付近から弘前藩領(現青森県南津軽郡碇ヶ関村)に抜け、羽州街道に合する。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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