濁悪(読み)ジョクアク

デジタル大辞泉 「濁悪」の意味・読み・例文・類語

じょく‐あく〔ヂヨク‐〕【濁悪】

仏語五濁ごじょくと十悪。けがれと悪とに満ちていること。「濁悪末世

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「濁悪」の意味・読み・例文・類語

じょく‐あくヂョク‥【濁悪】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。人心がけがれ、悪が満ち満ちていること。五濁と十悪。
    1. [初出の実例]「寧非如来勑。為如来使。来此娑婆世界。度于濁悪衆生乎」(出典本朝文粋(1060頃)一〇・一称南無仏詩序〈慶滋保胤〉)
    2. [その他の文献]〔観無量寿経〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android