濡れ掛る(読み)ヌレカカル

デジタル大辞泉 「濡れ掛る」の意味・読み・例文・類語

ぬれ‐かか・る【×濡れ掛(か)る】

[動ラ五(四)]
ぬれ始める。また、ぬれそうになる。「―・ったところに出迎えが来た」
色事をしかける。
「母は御堂へ、娘一人、折柄こそと―・る」〈浮・三代男・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「濡れ掛る」の意味・読み・例文・類語

ぬれ‐かか・る【濡掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 濡れ始める。
  3. 色事をしかける。口説く。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「とぬれかかられて〈略〉ゑり元からぞっとするほどけばたって」(出典:黄表紙・御存商売物(1782)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android