濡れ衣を着せる(読み)ヌレギヌヲキセル

デジタル大辞泉 「濡れ衣を着せる」の意味・読み・例文・類語

ぎぬ・せる

無実の罪を負わせる。「同僚に―・せる」
根拠のない浮き名を立てる。
「おほかたは我が―・せずとも朽ちにし袖の名やは隠るる」〈夕霧

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「濡れ衣を着せる」の意味・読み・例文・類語

ぬれぎぬ【濡衣】 を 着(き)せる

  1. 無実の浮き名を立てる。また、無実の罪に落とす。
    1. [初出の実例]「かきくらしことはふらなん春雨にぬれぎぬきせて君をとどめん〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)離別・四〇二)

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