火坑変成池(読み)かきょうへんじょうち

精選版 日本国語大辞典 「火坑変成池」の意味・読み・例文・類語

かきょう‐へんじょうちクヮキャウヘンジャウチ【火坑変成池】

  1. 〘 連語 〙 観世音菩薩を念ずれば、地獄の熱い火の穴も変じて清涼な池となること。「法華経普門品」の偈文
    1. [初出の実例]「清水寺焼けたりける朝、やっ、観音火坑変成池はいかにと札を書て、大門の前に立てたりければ」(出典:平家物語(13C前)一)
    2. [その他の文献]〔法華経‐普門品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android