火打ち袋(読み)ヒウチブクロ

精選版 日本国語大辞典 「火打ち袋」の意味・読み・例文・類語

ひうち‐ぶくろ【火打袋・燧袋】

  1. 〘 名詞 〙 火打道具を入れて携帯する小さな袋。軍陣や旅行などに携行した。
    1. 火打袋〈本朝軍器考集古図説〉
      火打袋〈本朝軍器考集古図説〉
    2. [初出の実例]「燧(ひうち)付茸(つけだけ)硫黄など用意して、燧袋(ヒウチブクロ)にしつらひ入れ」(出典源平盛衰記(14C前)一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android