火牛の計(読み)かぎゅうのけい

故事成語を知る辞典 「火牛の計」の解説

火牛の計

火をつけた牛を敵陣に突入させて、混乱させる戦術

[由来] 「史記でんたん伝」が伝える話から。紀元前三世紀、戦国時代の中国でのこと。せいという国の将軍田単は、一〇〇〇頭余りの牛の尾に油にひたした葦をくくりつけ、それに火をつけて敵陣へと走り込ませて敵軍を大混乱に陥れ、戦いに勝利したそうです。日本でも、一二世紀、平安時代末期の武将木曽義仲が同じような戦法を使って、平家の軍を打ち破っています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む