火袋(読み)ヒブクロ

デジタル大辞泉 「火袋」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぶくろ【火袋】

暖炉の、薪炭など燃料を燃やす所。
灯籠とうろうの火をともす所。また、行灯あんどん提灯ちょうちんの、紙のおおいをした部分

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精選版 日本国語大辞典 「火袋」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぶくろ【火袋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 灯籠(とうろう)などの火をともすところ。また、灯火などが消えないように囲う覆い。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「主水燈籠の火袋(ヒブクロ)を打ち」(出典:歌舞伎・加賀見山再岩藤骨寄せの岩藤)(1860)三幕)
  3. 暖炉(だんろ)の薪炭をたくところ。

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世界大百科事典(旧版)内の火袋の言及

【灯籠】より

…戸外用の灯火器。風から守るため,火炎部を囲う構造(火袋)をもつ。灯楼などとも書く。…

※「火袋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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