灰バナジン柘榴石(読み)かいバナジンざくろいし

最新 地学事典 「灰バナジン柘榴石」の解説

かいバナジンざくろいし
灰バナジン柘榴石

goldmanite

化学組成Ca3(V, Al, Fe3+)2 (SiO4)3の鉱物。立方晶系,空間群Ia3d,格子定数a1.2011nm,単位格子中8分子含む。まれに十二面体結晶,ふつうは不定型の粒状。暗緑~褐緑色,半透明,ガラス光沢。劈開はなく,断口貝殻状。硬度6~7,比重3.74。薄片では淡緑~褐色,光学的等方体,しばしば光学異常。屈折率n1.821~1.855。ざくろ石上族,ざくろ石族の一つで,Caを置換してMn2+などが入る。Mn2+≧Caのものは桃井石榴石(momoiite)。米国ニューメキシコ州の変成したウラン-バナジン鉱床の粘土や方解石中に産するほか,日本の変成マンガン鉱床(鹿児島県奄美大島大和鉱山など)からロスコー雲母(バナジン雲母)に伴って産する。名称は米国地質調査所の堆積岩研究者M.I.Goldman(1881~1965)にちなむ。

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参照項目:石榴石上族
参照項目:桃井石榴石

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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