災害保険(読み)さいがいほけん

精選版 日本国語大辞典 「災害保険」の意味・読み・例文・類語

さいがい‐ほけん【災害保険】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 火災保険海上保険を除く損害保険総称
  3. 労働者災害補償保険略称労災保険労災

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の災害保険の言及

【社会保険】より

…これは工業,手工業,商業,内水航行船,特定のサービス業に働く一定所得以下の労働者を強制加入させ,労働者3分の2,事業主3分の1の割合で分担される賃金の最高6%までの拠出金(保険料)によってまかなわれるもので,無料の医療のほか,最高13週間まで最低賃金の50%の傷病手当金,分娩後最低4週間の出産手当金が支給され,家族への医療の給付は疾病金庫の任意給付とされた。疾病保険に続いて84年には業務災害を保険事故とする災害保険が工業に働く一定所得以下の労働者と職員を対象として,また89年には16歳以上のすべての労働者を対象とする廃疾・老齢保険が創設された。これら三つの社会保険は,1911年新設された遺族保険とともに帝国保険法に統合された。…

【保険】より

…また,19世紀後半以後の資本主義の新たな展開は,社会政策としての公的保険をもたらした。ドイツでビスマルクにより始められた疾病保険(1883),災害保険(1884),疾病・老齢保険(1889)がそれで,その後各国でも健康保険,失業保険等の社会保険が実施され今日に及んでいる。
[日本の歴史]
日本にも古くから,社倉義倉,頼母子講,投銀(なげがね),海上請負等,保険類似の仕組みはあったが,今日の保険は明治時代に欧米の保険制度を導入して始まったものである。…

※「災害保険」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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