炊出・焚出(読み)たきだす

精選版 日本国語大辞典 「炊出・焚出」の意味・読み・例文・類語

たき‐だ・す【炊出・焚出】

〘他サ五(四)〙 大勢の人に飯をたいて出す。特に、火事洪水地震などの非常時に飯をたいて被災者に配る。
※滑稽本・狂言田舎操(1811)下「昼食の事(こん)だテ、〈略〉やっぱり内から焚出(タキダ)させるつもりさ」

たき‐だし【炊出・焚出】

〘名〙 大勢の人に飯をたいて出すこと。特に、火事、洪水、地震などの非常時に、飯をたいて被災者に配ること。
※劇場新話(1804‐09頃)上「楽屋昼飯といふあり、是は大夫元より焚出しをする、昔は汁と菜と付たるよし、今は飯計也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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