炎威(読み)エンイ

デジタル大辞泉 「炎威」の意味・読み・例文・類語

えん‐い〔‐ヰ〕【炎威】

夏の燃えるような暑さ。
「天午に近くなり、―敵すべからず」〈柳北・航西日乗〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「炎威」の意味・読み・例文・類語

えん‐い‥ヰ【炎威】

  1. 〘 名詞 〙 夏の暑さの激しさ。
    1. [初出の実例]「怪風一陣奪炎威、電走金蛇霹靂飛」(出典:冷泉集(1569頃)遠夕立)
    2. [その他の文献]〔劉禹錫‐裴祭酒尚書見示春帰城南青松塢別墅之什命同作詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「炎威」の読み・字形・画数・意味

【炎威】えんい(ゐ)

はげしい暑さ。唐・劉禹錫〔裴祭酒尚書~同作〕詩 吟風天籟し 日、炎威無し

字通「炎」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む