炬燵を明ける(読み)こたつをあける

精選版 日本国語大辞典 「炬燵を明ける」の意味・読み・例文・類語

こたつ【炬燵】 を 明(あ)ける

  1. 江戸時代十月の中の亥(い)の日に、掘りごたつをあけて火を入れて愛宕の神をまつる。この日にこたつをあけると火災を防ぐという。
    1. [初出の実例]「一昨年(おととし)の十月中の亥の子にこたつ明た祝儀とて」(出典浄瑠璃・心中天の網島(1720)中)
  2. こたつにはじめて火を入れる。
    1. [初出の実例]「寒いけど火燵あけたり、火をこしらへるのが邪魔くさい」(出典:滑稽本・大わらい臍の西国(1861‐64頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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