最新 地学事典 「点紋片岩」の解説
てんもんへんがん
点紋片岩
spotted schist
日本では,肉眼で確認できる大きさの斜長石斑状変晶をもつ結晶片岩に対する一種のフイールドネーム。三波川・三郡両変成帯などの中~高変成度部に分布する。この斑状変晶の発達は,最高温度時から降温時初期の変形作用に伴って起こった,細粒な斜長石多結晶の衝突と焼結による粗粒化モデルで説明されている(鳥海光弘,1975)。外国では,雲母・緑泥石の点紋状集合体や紅柱石・菫青石などの斑状変晶が発達する泥質接触変成岩を指す場合が多い。
執筆者:岩崎 正夫・榎並 正樹
参照項目:点紋粘板岩
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

