為ん方無み(読み)せんかたなみ

精選版 日本国語大辞典 「為ん方無み」の意味・読み・例文・類語

せんかたな‐み【為方無み・詮方無み】

  1. ( 形容詞「せんかたない」の語幹に「み」の付いたもの。→ ) どうしようもないので。なすべき手段・方法がないので。多く「波」に掛けて用いられる。
    1. [初出の実例]「枕よりあとより恋のせめくればせんかたなみぞとこなかにをる〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇二三)

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