し‐のこ・す【為残・仕残】
        
              
                        - 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
 - ① 仕事などを、中途でやめてあとに残す。できなくて中途はんぱでやめてしまう。しさす。
- [初出の実例]「殿ばらも宮もしのこさせ給ふ事なし」(出典:栄花物語(1028‐92頃)様々のよろこび)
 
 - ② 手本となるようなものを作りあげて、それを後世に残す。
- [初出の実例]「かうした密夫の狂言などに、頼れるやうな前代の名優の仕残した型などは、微塵も残って居なかった」(出典:藤十郎の恋(1919)〈菊池寛〉六)
 
 
                                                          
     
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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