烏村(読み)からすむら

日本歴史地名大系 「烏村」の解説

烏村
からすむら

[現在地名]十和村古城こじよう

川口かわぐち村の北方にあり、現十和村の西北から東南流して四万十しまんと川に注ぐ長沢ながさわ川に、北方伊予のなが山南麓から流れ出て長沢川の中流域で合流する烏川流域の村。北は伊予国に接する。上山かみやま下分しもぶん一村。「土佐州郡志」は「東限仁王作、西限長沢、南限日南向背、北限手岩、東西二十五町南北六十町、戸凡五十八、其土黒」と記す。

慶長二年(一五九七)上山郷地検帳に、十河とおかわ(川)村を構成する村としてみえる烏村および小城村が当村にあたるか。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android