十和村(読み)とおわそん

日本歴史地名大系 「十和村」の解説

十和村
とおわそん

面積:一六三・六〇平方キロ

大正たいしよう町の西、幡多郡の北部に位置する愛媛県境の村。村域を東から西へ四万十しまんと川が流れるが、蛇行が最も著しいところである。四万十川に北から津賀つがノ川・きたノ川・久保川くぼかわ川・白井しらい川・長沢ながさわ川が、南から野々川ののがわ川・井崎いさき川・相后あいご(後)川がそれぞれ流入、集落は四万十川の本支流の段丘などに散在する。林野率は九一・三パーセント、耕地率二・六パーセントで、村の経済は林業の占める率が高く、用材木炭椎茸の産が多いが、ことに椎茸の生産が重要。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報