烏梅(読み)ウバイ

デジタル大辞泉 「烏梅」の意味・読み・例文・類語

う‐ばい【×烏梅】

梅の未熟な実を干して燻製くんせいにしたもの。漢方下痢止め駆虫などの薬とし、また染料にも用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「烏梅」の意味・読み・例文・類語

う‐ばい【烏梅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「烏」は黒の意 ) 半熟の梅の実を干して煙でいぶしたもの。薬用、また、染料にも用いる。ふすべうめ。〔康頼本草(1379‐91頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「烏梅」の解説

烏梅 (ウメ)

学名Prunus mume
植物。バラ科の落葉小高木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の烏梅の言及

【ウメ(梅)】より

…ウメの実は未熟のものにはアミグダリンamygdalinを含み,生食すると有毒であるが,梅干し,煮梅,砂糖漬,梅酒などに多く利用されている。また烏梅(うばい)は,未熟果を煙でいぶしたあと天日で乾燥したもので,漢方薬として利用されるし,梅肉エキスも民間薬とされる。さらに梅の酸味はクエン酸やリンゴ酸によるもので,昔は染色の媒染剤に利用された。…

※「烏梅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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