烏瑟(読み)ウシツ

デジタル大辞泉 「烏瑟」の意味・読み・例文・類語

うしつ【××瑟】

烏瑟膩沙うしつにしゃ」の略。

うしち【××瑟】

うしつ(烏瑟)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「烏瑟」の意味・読み・例文・類語

うすつ【烏瑟】

※栄花(1028‐92頃)玉のうてな「うすつの御頭(かうべ)緑の色深く」

うしつ【烏瑟】

〘名〙 「うしちにしゃ(烏瑟膩沙)」、また、仏(如来)それ自体。
往生要集(984‐985)大文二「烏瑟高顕、晴天翠濃」

うしち【烏瑟】

〘名〙 「うしちにしゃ(烏瑟膩沙)」の略。

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世界大百科事典(旧版)内の烏瑟の言及

【肉】より

…《スッタニパータ》《マッジマニカーヤ(中阿含(ちゆうあごん)経)》《ディーガニカーヤ(長阿含(じようあごん)経)》などに,肉身が不浄でいとうべきものであることが詳しく述べられている。頭頂部に烏瑟(うしつ)といって,髻(もとどり)のように肉が盛り上がっているような,常人とは隔絶した三十二相を持つ釈迦の肉身といえども,腐敗の運命を免れない。たいせつなのは心であり法である。…

※「烏瑟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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