烙鉄(読み)らくてつ

精選版 日本国語大辞典 「烙鉄」の意味・読み・例文・類語

らく‐てつ【烙鉄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. やきごて(焼鏝)
    1. [初出の実例]「男子頭髪を巻縮せしむるに烙鉄を用ゐると聞きしが」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉前)
  3. やきがね(焼金)
    1. [初出の実例]「銕材を適宜に彎曲するには、〈略〉銕の杙を円孔に貫き、銕条を紅烙し持来り、其杙を界とし烙銕を彎曲すれば、直条乍ち彎条となる」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
  4. やきがね(焼金)〔明律‐刑律断獄・官司出入人罪〕
  5. やきがね(焼金)
    1. [初出の実例]「其他流血を止るには、烙鉄(〈注〉ヤキガネ)を以て創瘢を灸る」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「烙鉄」の読み・字形・画数・意味

【烙鉄】らくてつ

焼きごて。

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