無い腹を立つ(読み)ないばらをたつ

精選版 日本国語大辞典 「無い腹を立つ」の意味・読み・例文・類語

ないばら‐を‐た・つ【無腹立】

  1. 〘 連語 〙 深い恨みからでなく、一時の怒りで立腹する。わけもなく立腹する。一説に、「ないばら」を「泣い腹」の意とし、泣いて腹を立てる、負けて腹を立てる、の意ともいう。
    1. [初出の実例]「その随身の、やがてむまのうへにて、ないはらをたちて、みかへるままに」(出典:大鏡(12C前)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android