無二亦無三(読み)むにやくむさん

精選版 日本国語大辞典 「無二亦無三」の意味・読み・例文・類語

むに‐やく‐むさん【無二亦無三】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「法華経方便品」の「十方仏土中 唯有一乗法二亦無三」による )
  2. むにむさん(無二無三)
    1. [初出の実例]「無二亦無三と観給へるのみならず、重て法華最第一と被仰たれば」(出典:康頼宝物集(1179頃)下)
  3. ( 形動 ) =むにむさん(無二無三)
    1. [初出の実例]「惣て神明権迹を垂て七千余坐、利生の新なるを論ずれば、無二亦無三(むにヤクむさん)の霊験也」(出典太平記(14C後)二六)
  4. ( 形動 ) =むにむさん(無二無三)
    1. [初出の実例]「身にふれては紅の羽二重、くちには八珍の味、めにふれては傾国若衆、無二亦無三(むにヤクムさん)遊興」(出典:浮世草子・人倫糸屑(1688)小気者)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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