精選版 日本国語大辞典 「無二亦無三」の意味・読み・例文・類語
むに‐やく‐むさん【無二亦無三】
- 〘 名詞 〙 ( 「法華経‐方便品」の「十方仏土中 唯有二一乗法一無レ二亦無レ三」による )
- ① =むにむさん(無二無三)①
- [初出の実例]「無二亦無三と観給へるのみならず、重て法華最第一と被仰たれば」(出典:康頼宝物集(1179頃)下)
- ② ( 形動 ) =むにむさん(無二無三)②
- ③ ( 形動 ) =むにむさん(無二無三)③
- [初出の実例]「身にふれては紅の羽二重、くちには八珍の味、めにふれては傾国若衆、無二亦無三(むにヤクムさん)の遊興」(出典:浮世草子・人倫糸屑(1688)小気者)