無人の境(読み)むじんのきょう

精選版 日本国語大辞典 「無人の境」の意味・読み・例文・類語

むじん【無人】 の 境(きょう)

  1. 人が住んでいない所。無人境(むじんきょう・むにんきょう)。むにんのきょう。
    1. [初出の実例]「常に無人の境を行くが如くで、何者も眼中になかった先生」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の人生観)

むにん【無人】 の 境(きょう・さかい)

  1. むじん(無人)の境
    1. [初出の実例]「無人の境に到れば、則ち得意極て而して其の羽翼を伸べ、飽まで耶の愚漢に誇こる」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android