無仏性(読み)むぶっしょう

精選版 日本国語大辞典 「無仏性」の意味・読み・例文・類語

む‐ぶっしょう ‥ブッシャウ【無仏性】

〘名〙 仏語
仏性がないこと。仏となる可能性をもたないこと。
※おたふく女郎粉引歌(1760)「夫故仏も縁無き衆生は、済度は成ぬの無仏性じゃの、何じゃのかじゃのと」
② 仏性は有るとか無いとかいう以前に、仏性を離れては何物もなく、万象すべてが仏性だから、特に仏性という必要はない、という意。
正法眼蔵(1231‐53)説心説性「無仏性といふは一切の説なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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