ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無効電力」の意味・わかりやすい解説
無効電力
むこうでんりょく
wattless power
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…交流の場合,電圧,電流の実効値をV,I,電圧と電流の位相差をφとすると,有効電力はVIcosφで与えられcosφを力率という。交流ではさらにVIを皮相電力といい,VIsinφを無効電力と呼んでいる。位相差を-π/2≦φ≦π/2で表した場合,無効電力は正負両符号をとり得るが,電流が電圧より進んでいる場合を正と約束する場合が多いようである。…
…交流電力には,電気エネルギーの担い手である有効電力と,実際の仕事はしないが,有効電力の流れをスムースにする無効電力がある。無効電力制御の目的は,電力系統の要所要所の電圧を一定に保ち,安定な電気エネルギーの輸送を確保し,あわせて送電損失を最小化することである。…
※「無効電力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...