無坂村(読み)むさかむら

日本歴史地名大系 「無坂村」の解説

無坂村
むさかむら

[現在地名]日南町三吉みよし

北流する石見いわみ川左岸、鬼林きりん山系東麓の山ひだのなかにあり、村内を石見川の支流無坂川が北東流する。東は下石見村。村内に上坂・中坂・下坂の三つの坂があり、初め三坂みさかと称したが、のち無坂に改めたという(日野郡史)。「伯耆志」は支村として下無坂を記す。拝領高は一二〇石余、本免は四ツ八分。幕末の六郡郷村生高竈付では生高一四九石余、竈数一八。「伯耆志」では林九二町五反余、家数一八・人数一二一。藪役七匁が課されていた(日野郡史)。明治一〇年(一八七七)塚原つかばら村・立石たていわ村と合併して上野うえの村となり、同一四年に三吉村と改称

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android