無象(読み)むぞう

精選版 日本国語大辞典 「無象」の意味・読み・例文・類語

む‐ぞう ‥ザウ【無象】

〘名〙 種々雑多のつまらない人や物。多く、「有象無象(うぞうむぞう)」の形で用いる。
※雑俳・柳多留‐二二(1788)「うぞうが出るとむぞう来る下女が部や」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「無象」の読み・字形・画数・意味

【無象】むしよう(しやう)

形のないもの。明・高啓〔青丘子の歌〕詩 冥たる極に、心兵をばしめ 坐(そぞ)ろに無象をして、聲を作(な)さしむ

字通「無」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android