無象(読み)むぞう

精選版 日本国語大辞典 「無象」の意味・読み・例文・類語

む‐ぞう‥ザウ【無象】

  1. 〘 名詞 〙 種々雑多のつまらない人や物。多く、「有象無象(うぞうむぞう)」の形で用いる。
    1. [初出の実例]「うぞうが出るとむぞう来る下女が部や」(出典:雑俳・柳多留‐二二(1788))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「無象」の読み・字形・画数・意味

【無象】むしよう(しやう)

形のないもの。明・高啓〔青丘子の歌〕詩 冥たる極に、心兵をばしめ 坐(そぞ)ろに無象をして、聲を作(な)さしむ

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