然らば(読み)サラバ

デジタル大辞泉 「然らば」の意味・読み・例文・類語

さら‐ば【然らば】

[接]
それならば。それでは。「求めよ、然らば与えられん」
「―、この折の後見なかめるを、添臥そひぶしにも」〈桐壺
(あとに打消しの語を伴って)それだからといって。しかし。
法皇―しかるべき武士には仰せで」〈平家・八〉
[感]別れのあいさつに用いる語。さようなら。「いざ然らば」「然らば友よ」→おさらば

しから‐ば【然らば】

[接]そうであるならば。それならば。「計画失敗か。然らば次なる方策を考えよう」
[感]さようなら。さらば。
「『や、―』『はい、さやうなら』」〈滑・浮世風呂・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む