最新 地学事典 「焼却残渣の処理」の解説
しょうきゃくざんさのしょり
焼却残渣の処理
incinerator residue
焼却残渣とは,廃棄物を焼却した後に炉に残る主灰と,排ガス中の飛灰をいい,後者は集塵処理設備で回収される。高濃度の重金属類やダイオキシン類を含むため,従来は不溶化処理した後に最終処分場へ埋め立て処分することが主流であったが,近年では循環型社会の構築に向け,再資源化が求められている。既存の技術としては,脱塩後にセメント原料とする方法や,焼却残渣をさらに高温で溶融処理することでスラグを形成させ,骨材や盛土材,埋戻材等に利用する方法がある。
執筆者:田中 宏和
参照項目:循環型社会形成推進基本法
参照項目:中間処理
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

