ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「煙管ボイラ」の意味・わかりやすい解説 煙管ボイラえんかんボイラsmoke tube boiler ボイラ胴体を前後に貫いて燃焼ガスの通路となる多数の煙管を設けて,その外部にある水を加熱する構造のボイラ。機関車用,舶用 (たとえばスコッチボイラ) ,陸上据付け用などの種類がある。この形式の発展したものに炉筒煙管組合せボイラがある。これは円筒形のボイラ胴体の中に炉筒と煙管の双方を設けた内焚き式で,大きさの割合に伝熱面積および蒸発量が大きく,沸きも速い。また効率もよく 85%をこすものもできており,圧力 15気圧以下の工場用,暖房用として広く用いられている。組立てたまま使用場所へ運び,配管や配線をするだけで運転が可能なパッケージ形式のものもある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by