煢然(読み)ケイゼン

デジタル大辞泉 「煢然」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぜん【×煢然/×惸然】

[ト・タル][文][形動タリ]孤独なさま。たよりないさま。
一人―として生きるに耐えざる淋しき魂が」〈倉田愛と認識との出発

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精選版 日本国語大辞典 「煢然」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぜん【煢然・惸然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 孤独でさびしいさま。たよりないさま。
    1. [初出の実例]「頑蔽撫流化、煢然伴蝶蜂」(出典:新編覆醤続集(1676)七・山中春望)
    2. 「然れども嬌小なる其の体躯が潜蔵する偉大の勢力、煢然として索居すれば」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の本質)
  3. 憂えるさま。

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