索居(読み)サッキョ

デジタル大辞泉 「索居」の意味・読み・例文・類語

さっ‐きょ〔サク‐〕【索居】

[名](スル)家族友人などから離れて、ひとり寂しく住むこと。わびずまい。
煢然けいぜんとして―すれば」〈雪嶺真善美日本人

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精選版 日本国語大辞典 「索居」の意味・読み・例文・類語

さっ‐きょサク‥【索居】

  1. 〘 名詞 〙 家族、友人などと離れて、ひとり寂しく住むこと。わびずまい。
    1. [初出の実例]「家属苟不索居、子孫誰有疎隔」(出典菅家文草(900頃)八・明氏族)
    2. 「㷀然として索居すれば、固より由て見はるる所なしと雖ども」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の本質)
    3. [その他の文献]〔礼記‐檀弓〕

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普及版 字通 「索居」の読み・字形・画数・意味

【索居】さくきよ

独り寂しく暮らす。〔礼記、檀弓上〕子夏、其の子を喪(うしな)ひて其のを喪ふ。曾子之れを弔ふ。~子夏、其の杖を投じて拜して曰く、~吾、群を離れて索居すること、亦た已に久しと。

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