照壁(読み)しょうへき(その他表記)zhào bì

改訂新版 世界大百科事典 「照壁」の意味・わかりやすい解説

照壁 (しょうへき)
zhào bì

影壁,照牆,牆壁ともいう。中国の宮殿,官署や住宅の大門の前面もしくは門内に設けられた目隠しの独立塀。一説魔よけを意味するという。塼造(せんぞう)や土造のものが多く,宮殿や寺廟などでは壁面に多彩の琉璃で竜や動物をあらわした装飾的なものもあり,山西省大同や北京北海公園などの九竜壁が代表的な例。起源は古く,西周~春秋時代には〈樹〉または〈屛〉の名で呼ばれていたことが知られ,陝西省岐山県鳳雛の西周初期の宗廟址に最古実例が発掘された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

普及版 字通 「照壁」の読み・字形・画数・意味

【照壁】しようへき

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