煩砕(読み)はんさい

精選版 日本国語大辞典 「煩砕」の意味・読み・例文・類語

はん‐さい【煩砕・繁砕】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =はんさい(繁細)
    1. [初出の実例]「不経人事、不耐煩砕」(出典:性霊集‐四(835頃)辞少僧都表)
    2. 「思ふにこの重大なる問題につきては幾多の異なりたる観察点あり〈略〉余りに煩砕ならんは過ぎたるはなほ及ばざるが如く」(出典:一国の首都(1899)〈幸田露伴〉)
    3. [その他の文献]〔漢書‐循吏伝・黄覇〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「煩砕」の読み・字形・画数・意味

【煩砕】はんさい

こまごまと煩わしい。〔明史奸臣、陳瑛伝〕奏牘(そうとく)一字りにも皆喋喋(てふてふ)し、煩碎なること甚だし。僞(ぎびう)(り)はち改正し、必ずしも以聞(いぶん)(上奏)せざれ。

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